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真夏の10時間レースはGT3がビッグホリデーe-Sports Team、 GT4クラスはWilliams eSports Academyが勝利を収める

2022.07.06 18:00(3か月前) NEWSSeCR

2022年7月3日、SUZUKA e-Sports Challenge Race(以降SeCR,(以降SeCR:運営母体 株式会社レーシングヒーロー 代表取締役CEO 林寛樹)は、GT3クラス、GT4クラス混走10時間耐久レースを開催、総勢43台を集めたレースは総合優勝GT3クラスBig Holiday eSports Teamが勝利、GT4クラスはWilliams eSports Academyが勝利を納めた。

 

■総勢43台が真夏の鈴鹿に集結

GT3クラスは30台、GT4クラスは13台のエントリーとなった鈴鹿10時間耐久レースは、国内のシムレーサーチームを始め、SUPER GT、スーパー耐久など、現実世界でのレースに参戦するドライバーや、国内トップフォーミュラのエンジニアなど、様々な顔ぶれが揃ったレースとなった。GT3では直近でのリリースとなったMercedez AMG GT3 2020モデルのエントリーが多数を占め、GT4クラスにおいても同タイミングでのリリースとなったMercedez AMG GT4でのエントリーが多数を占めた。今回のレースにおいては人数制限は設けておらず、理論上1名での参加も可能。GT3では6名、GT4では1名が10時間のレースに1名でエントリーした。

 

注目は、この10時間耐久レースに鈴鹿市、沖縄市がエントリーしたこと。それぞれGT4クラスでのエントリーとなり、沖縄市からはSUPER FORMULA LIGHTS、SUPER GTで活躍する平良響がドライバーとして名を連ねた。SeCRは現状国内エントリーのみだが、今回は特別招待として、海外のF1チームでもあるWilliamsが運営するWilliams eSports AcademyがGT4クラスよりエントリー。eMotorsportsのトップチームのエントリーということで注目を集めた。

 

■ただ一人56秒台に入れる644号車がポールを獲得

セッションが15分程ディレイした後、各カテゴリ10分間ずつの占有走行で行われた予選では、GT3クラスでは644号車武藤壮太(ビッグホリデーeSportsTeam)が、ただ一人1分56秒台の驚異的なタイムを記録し、2位に約1秒の差をつけてポールを獲得。GT4クラスではWilliams Esports Academyが2分8秒392でポールを獲得。2にコンマ7秒差をつけ、海外チームの矜持を見せつける形となった。

 

予選結果

GT3予選結果

 

 

■644号車がレースを制圧

 

レース内時刻10時からいよいよスタートが切られた。GT3クラスでは644号車が順当にホールショットを奪い、オープニングラップから積極的に後方を引き離す展開に。後方では861号車がS字で、18号車がヘヤピンでコースオフを喫する若干の混乱が起きた。続く3ラップ目には2コーナーで862号車が挙動を乱し、コース内側に巻き込む形でスピン。避けようとした98号車と812号車を巻き込む形でクラッシュ。8周目には3位争いを展開していた97号車がバックマーカーと絡む形でスプーンの入り口でクラッシュ。130R出口では19号車が同じくバックマーカーと絡み、893号車と合わせてクラッシュ。序盤からアクシデントが続発し、混乱の様相を呈していった。

 

対するGT4クラスはポールスタートの5号車が出遅れ、48号車、75号車がトップ争いを展開。その後5号車は2位を取り戻し、75号車とのトップ争いを展開する形となった。48号車はスタート時のペナルティを取られ、ドライブスルーペナルティとなり後退。先述のGT3クラストのクラッシュなどを含めると序盤からの脱落者も多く、こちらもサバイバルレースの様相を呈していくこととなった。

 

レースが1時間を経過し、各車最初のピットストップタイミングを迎えるころ、細かな接触やコースアウトは引き続き各所で起きる中、順位は一旦の落ち着きを取り戻すが、路面温度が上昇していく局面において、マシンコントロールに苦しむチームが続出。各所で細かなコースアウトやクラッシュなどが続出していく。その中でトップ勢は安定したペースを刻み続け、644号車を筆頭に単独での参加となった63号車、564号車、666号車、こちらも単独での参加となる32号車は大きく乱れることなく、それぞれが淡々としたペースで走行を重ねていく。中段以降もピットストップタイミング、ドライバーのペース差など、各所で細かな順位変動は起きていくが、基本的には大きく乱れることなく、各車が自分のペースを掴み、レース全体の展開としては小康状態のまま時間が過ぎていくこととなった。

 

GT4クラスではピットストップタイミングで順位が入れ替わる熾烈なトップ争いが展開された。海外チームである5号車、ペナルティから着実に順位を上げてきた実力者揃いの48号車、グランツーリスモのトッププレイヤーも参加する95号車がそれぞれを射程範囲の捉えながらの走行となり、見た目上での動きは少ないながらも引き続き緊迫感溢れる展開となった。自治体エントリーの鈴鹿市、沖縄市も細かいアクシデントに見舞われながら、淡々と周回を重ねていった。

 

今回はシステム上の救済措置として、ファストリペア(大きなダメージも一瞬で整備可能な機能)を5回付与されており、大きなアクシデントがあっても短時間で修理可能な措置が取られているため、レース折り返し時点でもリタイヤを選択するチームはなく、効果的にファストリペアを活用し、周回を重ねていった。スタート時点では混走の経験値が少なかったチームも実戦の場で経験値を高めていったことでレースとしての練度が周回を重ねていく度に上がっていった。

 

GT3クラスではトップ644号車がほぼ独走状態となり、ピットストップタイミングの関係で時折63号車がトップに浮上するものの、ほぼ圧倒的な独走態勢を築いた。3位には564号車が単独状態での走行となり、上位の順位は中盤においてほぼ固まった。GT4クラスは5号車が60周を過ぎた段階でトップ独走状態。48号車と95号車が僅差でのバトルを続けながら、時折順位を入れ替え走行を続ける緊迫した展開が続いた。

 

路面温度も下がり始めたころ、全体のタイムが上がり始め、GT3クラスではラップタイムが2分00秒台から1分58〜59秒台を連続してマークするチームが出始め、終盤に向けての順位争いが加速し始めた。GT3クラスでは終盤に向けてバトルが各所で勃発。ソロ参加の17号車と32号車が激しいバトルを展開。1コーナー外側からオーバーテイクをして7番手に浮上する。その後32号車は前を走る6号車にも肉薄し、最終的にはパスし6番手に浮上した。同時間帯、666号車と429号車も激しいバトルを繰り広げた。ペースで上回る429号車が666号車を攻め立て、666号車のブロックをものともせず2周に渡って攻め立て、シケインの立ち上がりで挙動を乱した隙をついてパス。4位へと浮上。最終盤にはこちらもソロ参加の7号車と24号車がファイナルラップまで続くバトルを展開。最終的に順位変動は起きることはなかったが、見ごたえのあるバトルを展開した。

 

10時間を経過しレースはフィニッシュ。GT3クラスは全297ラップ中279ラップという驚異のリードラップを記録した644号車が1位でフィニッシュ。続いて単独参加の63号車が2位、3位には564号車が入る形となった。

 

GT4クラスはこちらも60周目以降1度もトップを譲る事なく安定した走りを見せた5号車が1位でフィニッシュ。激しいバトルを繰り広げながら終盤まで争っていた2位争いは最終的に48号車に軍配があがり、95号車が3位となった。

 

▽レース結果

 

優勝チームのコメント

GT3クラス:644号車 ビッグホリデーe-Sports Team 

武藤選手を始めドライバーの全員が頑張ってくれた。機材トラブルが起きてしまい、担当スティントを急遽変更するというトラブルもあったが、トラブルを乗り越えて最高の結果を残すことができた。終盤2番手の追い上げを心配する場面もあったが何とか逃げ切れた。スポンサーに対しては絶対勝つと宣言して参戦したので、有言実行することができて本当に良かった。

 

GT4クラス:5号車 Williams eSports Academy 

チェコからの参加は時間的にタフだった。1時間睡眠のあと午前2時からのスタートになり、非常に集中力を要した。ペースも非常によく、全体的に良い戦略でレースを運ぶことができ、結果として非常に満足している。鈴鹿はとても好きなコースだ。またこの様なレースが開催されたら是非参加したい。

 

SeCRは次回は9月の本シーズンを予定している。

 

SUZUKA e-Sports Challenge Race とは?

 

世界的に有名な鈴鹿サーキットを舞台に、シミュレーターソフトiRacingを使用して2022年9月より開催されるシリーズレース。さまざまなカテゴリの車両を使用し、全5戦で開催。JAF加盟クラブによる審査体制、プロドライバーの監修など、これまでe-MOTORSPORTSの常識を覆す規模と体制で、参加者にも新たな熱狂をもたらすシリーズ。

 

本件に関してのお問合せ

SUZUKA e-SPORTS CHALLENGE RACE運営事務局

紀平/林

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